日本人記者であふれたこの日の記者席 |
案の定、多くのところがはがされていたけど、私は名刺を貼っておいたのがよかったのか、はがされることなかった。でも、早く来たのでいつもの階段に一番近いところを確保。増渕記者は、こちらが確保した席に、遅く来て当然のように座る…。こちらの努力と思いやりが通じているのだろうか。
女子3階級となれば、当然、仕事が多くなることを覚悟したが、肝心のサーバーがダウンしてしまい、仕事ができなくなったのです。人間でも1ヶ所に大勢の人が詰めかけると動きが鈍くなってしまいますが、コンピューターもそれと同じことが言えるのです。
サーバーがダウン。この画面が続いてホームページの 更新できず! |
でも、つながらない! 記事だけでもつくっておけば? と思う人もいるでしょう。確かにパソコン上にワードなどで下書きしておくことはできます。でも、サーバーがオープンしない限り、ホームページの記事を作ってアップしておくこともできないのです。
東京オリンピックへ向け、サーバーの増強を含めた問題の解決が課題です。先立つものが必要なわけですから、説得材料を集め、粘り強く交渉してきたいと思います。
さて、試合はやけに時間がかかります。前日までのグレコローマンは1日2階級でしたが、この日は3階級。これでは時間がかかるのは当然ですよね。女子は、確か2004年アテネ大会は1階級12選手だったのではないでしょうか。
でも、今は18選手(階級によってはワイルドカードが加わるので、19とか20)。男子と1選手くらいしか変わりません。ならば、女子も3日間でやっていいのではないでしょうか。東京オリンピックの課題ですね。
男子以上に日本からの応援団が多かった |
家族としては、取材してもらっているのだから、むげに断れない、という思いがあると思います。毎日というわけではないし、つっけどんな態度をとって、それをテレビで流されても困るでしょうし。
でも、協会がどこまでやるべきか、という問題が出てきますよね。選手の家族は協会の人間じゃないわけで、協会が管轄すべき人たちではない、という理論は間違ではないと思います。ですから、冷たい言葉かもしれませんが、自分たちでやってくれ、なんですよね。
布施記者の気持ちはよく分かりましたが、私は「協会としては、観客席にいる人のことまでは関知できないんですよ」と答えました。
ミックスゾーンでのテレビ局の取材(ペンメディアの向こう側) |
そのあと、各テレビ局のゾーンを通って、最後にペンメディアのゾーン(参考までに、私はUWWのプレスカードで、この範ちゅうに入ります)。なぜ、この順番か分かりますか? 金ですよ、金! OBSはともかく、テレビ局は金を払って放映権を買っているわけです。組織委員会にとっては上客です。
金を払わない新聞・雑誌社より、そちらを優先するのは当然でしょう。でも、長すぎる。選手がなかなかやって来ない。以前は、OBS何分、テレビ局は合同で何分、そのあとペンメディア何分ご決まっていたような気がしますが、各テレビ局が個別にインタビューしています。だれも時計をはかっていません。
JOCの竹内広報を見かけたので、声をかけ、「テレビ取材の時間制限ないんですか?」と聞いてみましたら、「ない」との答え。「以前、(竹内さんが)ストップウォッチを持って時間を測っていたじゃないですか?」と聞くと、「何大会前の話?」と笑い出した。時間制限は廃止され、テレビ局は個別に何分でも取材できるようになったのだそうです。
ペンメディアの取材シーン |
というか、選手は、以前は3ヶ所でインタビューに答えればよかったところを、今は5ヶ所、6ヶ所でインタビューを受けます。これも大変だ。選手にも大変なことを強いているこの制度、一考の余地があるんじゃないのでしょうか。
ま、何を言っても金を払っている人には勝てないのが世の中。取材に際して組織委員会に1円も払っていない新聞・雑誌社は、いずれ淘汰される運命なのでしょうか。ま、そうなったらそうなったで、オリンピックは変な方向に行くと思います。
権力の監視がメディアの使命。外部からの監視を拒否し、金で自由になるところだけを相手にする組織は、絶対に長続きしない!(と言っても、貧乏人の愚痴としか思われないでしょうが…)
で、日本が金メダル3個。すごいですね。でも、外国も頑張ってもらわないとなりません。レスリングが”世界のスポーツ”になるためには、望ましいことではないのです。かといって、わざと負けることもできませんし…。
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