2016年8月14日日曜日

リオデジャネイロ・オリンピック取材日記(1)…8月11日(木)

 何人もの人に「気をつけて」「無事に帰ってきて」と言われたことでしょうか。治安の悪さは世界有数と言われるリオデジャネイロでオリンピックの取材です。


 オリンピックの期間中は、国が威信にかけて安全を守る、と言われる一方、安心は絶対ダメ、という声も。世界有数の平和な国、日本で生活している人にとっては、後者が正しいと思います。


 「金や物を取られても、命だけは取られない」を心にいれて、決戦の地へ向かいました。

 【8月11日(木)】


エティハド航空という初めて乗る航空会社の飛行機で、
30時間を超える移動に臨みました
リオデジャネイロ・オリンピックも中盤にさしかかるこの日の夜、アラブ首長国連邦(UAE)の航空会社エティハド航空でリオデジャネイロへ向かいます。ブラジルまでは、米国回り、欧州回り、中東回りと、いろんなパターンがありますが、なぜ、この聞きなれない航空会社を選んだかといえば、、、、、、もちろん安さです^^

 1月に申し込んで、確か20万円ちょっとくらい。その段階で、日本航空とかは軒並み25万円を超えていました。安いだけあって、アブダビとサンパウロの2ヶ所で乗り換えますが、安さを優先し、ここに決めました。その後、参考までにいろんな航空会社の値段を見ていましたが、ここまで安いのはなかったです。

 春頃には25万円というのもなかったような気がします。やはり、地球の裏側(「地球の裏側」と書くべきか、「日本の裏側」と書くべきか…、。ブラジルの人から見たら、「裏側」とは何だ、と思うでしょうし。結局、何と書くのが最適なのか、結論は出せませんでした)へ行くのは、お金がかかります。去年の世界選手権でラスベガスへ行った時は、9月でしたが12万円でしたね。

 午後6時45分、成田空港の第1ターミナルに到着。ここに来ると必ず行くラーメン店に行って夕食。そのあと、エティハド航空のカウンターへ。今回はいつもよりスーツケースが重いと思っていたけど、同行の増渕由気子記者と保高幸子カメラマンの荷物の多さと重さにびっくり。ぎっしり詰め込んでいます。


レスリング協会のスポンサー、西川産業制のクッション
を使ってみたが、私にはちょっと小さすぎて、窮屈だった
(個人の感想です)
女性は化粧品とかその関係があるから重いのかな? 増渕記者は数日前、宿舎にドライヤーがあるかどうか気にしていて、「自分でメールしろ」と伝えたら、本当にメールしました。「ドライヤーなんて、なけりゃないで、自然乾燥でいいだろ」と言うと、「出かけるまでに乾かなかったら、ダメなんです」だって。

 濡れたままの髪の毛で人前に出るのはNGらしい。電車内で平気で化粧する女性に比べると、まだ昭和女性のたしなみを持っているということか。続けて、「樋口さんは関係ないでしょうけどね」とゲラゲラ!

 保高カメラマンといい、私の髪のことは格好の話題材料みたいです。ま、私は十年以上前(数十年前?)からドライヤーなんて使ったことないのは事実です。事実だから怒りませんが、人によっては、事実であっても髪の毛の話題はタブーですからね!

 荷物は、同行のフリーランスの布施鋼治記者が16kgで、私が24kg。でも、保高カメラマンが知り合いに持って行くウイスキー2本を預かったので、本来は20kgくらいでしょう。保高カメラマンが26kg、増渕記者が28kgでした(32kgまで無料)。

 さて出発。UAEの航空会社なので、ドバイ経由だとばかり思っていたら、アブダビ経由でした。でも、ドバイとアブダビの区別がつかないのです。保高カメラマンが調べてくれたら(つまり、保高カメラマンも知らないのです)、アブダビが首都で、ドバイがUAE最大の都市なんだそうです。ドバイが首都だとばかり思っていた!(続く)

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