2015年10月31日土曜日

オリンピック・ボランティアとは? 


インターネットサイト「Business Journal」で、「五輪ボランティアを炎天下で酷使、陰でJOCと電通は濡れ手で粟の大儲け」という記事を読んだ。

要約すれば、「オリンピックの運営は約400人の組織委員会の下、通訳や誘導など8万人のボランティアが実働部隊として働く」「ボランティアに指示をする組織委員会はエアコンの効いた部屋で快適に過ごし、さらに出向元の企業から月給どころかボーナスまで出る」という内容。

「最前線のブラックな現場は無給のボランティア、一方で、組織委員会で中心的な役割を果たす電通は広告費でのボロ儲けが始まっている」ということ。

なるほどな、と思った反面、記事には矛盾も感じた。ボランティアというのは、強制されるものではない。人間関係で仕方なしにやる場合もあるが、それとて、人間関係があるからであり、何の関係もない人から重労働を強制されるものではない。

嫌なら、やらなければいい。「仕事があるので、できません」が通じる世界。「酷使」という表現はおかしくはないか?

電通が金儲けしている、と書かれているけど、他人の金儲け、しかも合法的な金儲けを批判する姿勢には同意できない。

イチローやダルビッシュがいくら稼いでいるか、ソフトバンクの社長がいくらの給料をもらっているか…。うらやましいとは思うけど、自分とは別の世界の人間、自分は自分、好きに生きていく、と思えば、頭にはこない。

電通がいくら金儲けしても、いいんじゃない? その中で働いている人は働いている人なりに、嫌な思いもたくさんしているんだろうから。

0 件のコメント:

コメントを投稿